「留学したいけど、英語力はどれくらい必要?」
これは、当塾が日々カウンセリングで必ず受ける質問です。
答えはシンプルで、目的によって必要な英語力は違うということです。
しかし、それだけでは不十分。なぜなら、机上の目安スコアと、実際に海外でやっていけるかどうかには差があるからです。
この記事では、留学サポートと学習塾を運営する立場だからこそわかる、
- 語学留学・大学留学・大学院留学に必要な英語力の「現実」
- TOEFL・IELTSスコアの目安と突破のポイント
- 生徒の実例に基づく英語学習の注意点
- 留学成功のために「試験対策+日常英語力」の両輪が大事な理由
を具体的にお伝えします。
語学留学:英語力ゼロでも大丈夫?
語学学校は初心者から受け入れてくれます。実際、当塾の生徒でも 英検3級程度、TOEIC 400点前後 で渡航するケースは多いです。
ただし「ゼロからでも大丈夫!」という言葉をそのまま受け取ると危険。なぜなら、
- 空港で入国審査に答えられない
- ホストファミリーとの会話が続かない
- クラス分けテストで最下位レベルになり、授業が退屈になる
- 日本人が多くいるクラスになってしまい、英語を使う場面が少ない
といったことが起きるからです。
👉 語学留学でも最低限、日常会話と中学英語の基礎は仕上げておくべき。
当塾でも、渡航前の3〜6か月で基礎固めをした生徒は、現地での伸び方が圧倒的に違います。
大学留学:スコアがあっても安心できない理由
アメリカ・カナダの大学なら TOEFL iBT 70〜90点、
イギリス・オーストラリアなら IELTS 5.5〜6.5 が一般的な出願条件です。
しかし、現場で見ていると スコアを持っている=授業についていける ではありません。
よくある例がこちら:
- TOEFL 80点を持っているのに、授業のディスカッションでは一言も発言できない
- レポート提出は辞書なしでは難しく、徹夜続きになる
- リスニングは得意でも、教授の速いスピードについていけない
つまり、「試験英語」と「実際の運用英語」にはギャップがあるのです。
当塾では、出願サポートと並行して 現地で困らないための実践英語トレーニング を強調しています。
大学院留学:論文執筆が最大の壁
大学院留学は、スコアだけでなく アカデミックライティング能力 が必須です。
TOEFL iBT 90点、IELTS 6.5〜7.0 が目安ですが、それでも苦労する学生は多いです。
例えば、イギリスの大学院へ進学した生徒は、IELTS 7.0を持っていましたが、
「論文の書き方が日本と全然違う」と悩みました。
👉 ポイントは、クリティカル・シンキング(批判的思考)と論証力。
これは試験勉強では身につきにくく、専門家による留学前からのサポートが必要不可欠となっています。
英語試験スコア攻略の具体的な道筋
TOEFL対策
- リスニングとリーディングの時間配分に慣れることが最重要
- 日本人は特にスピーキングが弱点 → 模範回答の丸暗記より、自分の意見を瞬時に組み立てる練習が必要
IELTS対策
- スピーキングは「流暢さ」が評価のカギ → 文法の正確さよりも話し続ける力
- ライティングはTask2(エッセイ)の比重が大きく、論理展開を訓練することが必須
👉 当塾では 個別フィードバック を繰り返すことで、短期間でスコアを伸ばす指導をしています。
留学成功のための「2つの英語力」
- 試験スコアを取る英語力(TOEFL・IELTSなど)
- 現地で生き抜く英語力(会話力・ライティング力・文化理解)
どちらか片方だけでは不十分です。
今までの英語学習で鍛えた「試験英語」と、留学準備プログラムで養う「実用英語」を両立させることで、安心して留学生活をスタートできます。
まとめ:留学は「英語力+準備力」で決まる
- 語学留学は初心者でも可能。ただし中学英語の基礎は必須。
- 大学留学はTOEFL iBT 70〜90点 / IELTS 5.5〜6.5が目安。スコアだけでは不十分。
- 大学院留学はTOEFL iBT 90点以上 / IELTS 6.5〜7.0以上。アカデミックライティングがカギ。
当塾は、留学斡旋と学習塾運営の両方をしているからこそ、試験対策から実用英語まで一気通貫でサポートできるのが強みです。
「今の英語力で留学できるのか不安」
「TOEFLスコアが伸び悩んでいる」
「留学後の授業についていけるか心配」
そんな方は、まずは無料カウンセリングでご相談ください。あなたの現状を診断し、最適な学習プランをご提案します。